なないろのゆり - コンテンツと著作権について

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コンテンツと著作権について

私が創作系サイトを始めたのは、確か2003年ころだったと思います。
当時はインターネット自体が完全に普及したわけではなくて、まだリアルとオンラインの認識が今のように一体化したものではありませんでした。

創作の形としても、オンラインで発表するということが始まりだした頃で、それまでのテレビや雑誌といったメディア以外での発表方法として、いろいろな意見がかわされていました。

インターネットで創作物が扱われはじめた頃には、ネット上の著作権を無理やりそれまでの創作物での著作権の枠内でおさめようとする動きが日本にあって、それに反発する団体などもありました。
当時言われていたことは、インターネットに掲載されるコンテンツは基本的に、「印刷」や「映像化」する多くのスタッフの手を介するものではなく、アイディアのかたまりとしてより多くの人で共有してさらに質のよい芸術を創りだしてゆくのがよいのではないかということです。

実際、インターネット上には優れた非商売のコンテンツが当時たくさん出てきており、そこからマッシュアップという形で多くの作品が登場していきました。

ですが、現在すっかりインターネットという媒体が一般的になった今にしてみると、当時提唱されていた「敬意ある二次利用」という精神がすっかり廃れてきたように思います。
ネット上で提供されるサービスの多くが無料であるということも影響していると思うのですが、新しくネット上での創作に参入してきた人の中には、そこにあるアイディアや創作物もまた自由に使っていい無尽蔵な資源と勝手に思い込む人がいるように感じます。

それらの人があたりまえに行なっているのは、かつて創作者団体の一部から提唱されていたマッシュアップを目的とする創作物の共有という意識からかけはなれた、敬意のない自分勝手な利用の方法です。
他人の創作物をあたかも自分のもののように発表したり、商品化して売ったりする行為も珍しくなく見られます。

例えをするなら。
かつて創作団体が提唱していたのは、みんなが通る往来に果物のなる木を植えておき、そこで実をつける果実については自由に食べたり別のところに植えなおしたりしてもいいことにしていたというようなもので、
最初はそれなりに遠慮や感謝をもって実を使っていたはずだったのですが、
時間がたってその往来を通る人が増えてきたことで、その果実はまるでいくらとってもよい無料のもののように思う人が多数になり、最初に木を植えた人の気持ちや趣旨も気にせず他に利用をする人のことも全く考えないで好き勝手に根こそぎ実をもぎとっていかれるようになってしまった
というようなものだと思います。

私もいろいろと時代の流れなど考えて、これからは自由にコンテンツの利用を促すようなことを記入しておくのは、むしろインターネット上で作品を発表するすべての人にとって有害だと思えるようになったので、あえて二次利用フリーという文字はおろさせてもらうことにしました。

今後また時代や法律の変化で変わるかもしれませんが、今のところ、このサイトの内容について許可無く利用をすることは禁止とさせてもらいますので、どうぞよろしくお願いします。

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